横浜市歴史博物館

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朝光寺原古墳群出土遺物一括

<考古資料 市指定文化財 昭63.11.29指定>
 
 朝光寺原古墳群は、青葉区市ヶ尾の谷本川北側の台地上にある。この古墳群は弥生時代中期の環濠(かんごう)集落を中心とした朝光寺原遺跡の中で発見された3基の円墳(えんぷん)からなっている。昭和42年に発掘調査が行われ、眉庇付甲(まびさしつきかぶと)・三角板鋲留短甲(さんかくいたびょうどめたんこう)・鉄剣(てつけん)・鉄鉾(てつほこ)・鉄刀(てつとう)・鉄鏃(てつぞく)などの武具類や馬具、臼玉(うすたま)・勾玉(まがたま)などの玉類が発見された。これらの遺物から、1号墳は5世紀の後半、2号墳は6世紀前後、3号墳は6世紀前半に造られたものと考えられる。この古墳群の出土遺物は質・量ともに卓越した内容を持つもので、中でも眉庇付甲・三角板鋲留短甲は関東地方でも出土例は少なく、神奈川県下では唯一の発見例である。

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時代/作成:原始

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