横浜市歴史博物館

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常設展示室

 ※歴史劇場は、これまで、横浜がたどってきた3万年の歴史を約15分間の映像で紹介してきましたが、都合により終了しました。現在再開準備作業を実施しています。(~令和6年4月下旬)
この間、歴史劇場は閉室いたします。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

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原始I 自然の恵みの中で生きる

原始I

原始Iの展示室では、先土器時代(約三万年前~約一万五千年前)と縄文時代(約一万五千年前~約二千四百年前)の横浜の歴史を紹介します。この二つの時代は、まだ農耕が生活の中心になる前、人々が自然の恵みに頼りながら生活を営んでいた時代です。

先土器時代のコーナーには、市域で最も古い、約三万年前の人間の生活の跡が見つかった矢指谷遺跡(旭区)の地層断面模型が置いてあります。

その左側にはナウマンゾウの頭骸骨やヤベオオツノジカの角が置かれ、その大きさにびっくりするでしょう。本物の石器や、石器の使い方を示す模型なども飾られ、大きな動物たちがすんでいた氷河時代の自然環境と、その環境の中で素朴な石器を用い、狩りを中心にしていた先土器時代の人々の生活の様子がわかるようになっています。

縄文時代のコーナーでは、氷河時代が終わり、急激に気候が暖かくなる中で展開された人々の生活の様子について展示してあります。展示室の中央には、市域の代表的な縄文時代のムラの一つ、南堀貝塚(都筑区)の大型模型を置いてあります。

また、縄文土器の誕生の謎、狩りや漁、貝や木の実の採集などに支えられていた人々の暮らしぶり、当時の土器や石材の交流について実物やパネルなどで展示してあります。そんな中で茅ヶ崎貝塚(都筑区)の展示物は、現地の貝塚の一部を樹脂で固めてはぎ取った物で、初めて見る人もいることでしょう。

原始II 稲作と争いのはじまり

原始II

原始IIの展示室では、大塚・歳勝土遺跡(都筑区)の時代である横浜の弥生時代(約二千四百年前~約一千七百年前)について紹介しています。弥生時代は、稲作が生活の中心になると同時に、金属器が使われ始めた時代でもありました。

新しい技術によって人口が増加し、大きなムラもたくさんつくられるようになります。その一方で、水田やコメ、金属器といった財産ができたことで、これらをめぐる人々の争いが活発になった時代でもありました。

こうした時代が理解できるよう、展示室の中央には横浜の弥生時代を象徴する国指定史跡の大塚・歳勝土遺跡の大型模型が置いてあります。

展示室の向かって左側には、稲作を中心に畑作や木の実の採集、狩りや漁などが組み合わさった弥生時代の生業に関する物(土器、市域の集落展開模型、生業に必要な道具類など)が展示されています。

向かって正面では、ムラを守るための濠をめぐらせた環濠集落の中の暮らしぶりを模型で復元したり、横浜でも活発化していた水田やコメ、金属器などをめぐる人々の争いの状況をパネルなどで示しています。

その右側では、環濠集落というムラの形の原形を探ったり、次の古墳時代へと移り変わる時期の弥生土器の交流に関する展示などがしてあります。

古代 古代国家の誕生の中で

古代

古代の展示室では、四世紀から十二世紀までの横浜の歴史を紹介します。この時期は、いくつかのムラを統合したリーダーたちの大きな墓がつくられた古墳時代と、「律令」という法律に基づいて国家が運営され、政治が行われた奈良・平安時代に大きく分けられます。

リーダーや国家の役人のもとで古代の横浜の人々がどのような生活を送っていたのか。この点を展示構成の中心としました。

展示室の中央には、市域西北部にあった都筑郡衙(青葉区)を復元した大型模型が置かれています。郡衙は地方支配の拠点となる役所で、奈良・平安時代の一地域を象徴するものといえるでしょう。

その左側では、古墳時代の開発の変化について、古墳の変化・分布との関係をふまえて展示してあります。ここでは谷戸部の開発状況と横穴墓との関係に力点が置かれています。

正面のコーナーでは、古墳時代と奈良・平安時代の、それぞれのムラの様子と生活のありさまを発掘資料などをもとに示してあります。

古墳に捧げられた品々、鉄製の農具や武具、須恵器・土師器といった食器類も実物を交じえて置かれています。

また、信仰や祭りの姿、墓地の様子、役人とムラ人とのかかわりなどムラをとりまくいろいろな様子を見ることができます。

その右側では、さまざまな物が税として郡衙を出発点に奈良の都まで運ばれ、逆に都から銭や新しい技術がもたらされた様子が展示されています。 最後に、良馬と製鉄技術を手に入れた人々が力を伸ばし、やがて武士になっていく過程を映像を交えて展開し、次の時代である中世へといざなうようにしてあります。

中世 戦乱の中に生きる

中世

中世の展示室では、十二世紀末から十六世紀におよぶ鎌倉時代~室町時代の横浜の歴史を紹介します。

この時代は、源頼朝が鎌倉に幕府を開き、武士による政治が始まったときから、豊臣秀吉が全国統一するまでの時代にあたります。

武士による新しい政治のもと、中世の横浜の人々がどのような生活を送ったのか、このテーマを基本に展示してあります。

展示室の中央には、中世横浜の海の玄関口で、文化・交易・産業の中心地となった、六浦湊(金沢区)や周辺の地形を復元した大型模型が置かれています。

六浦は、鎌倉幕府が開かれてから、鎌倉の外港として中国との貿易や江戸内湾の交易によって栄え、武士や商人・職人・宗教者などが多く集まり、にぎわいをみせた地域です。

左側のコーナーでは、鎌倉時代から室町時代までの、人と物の流れを鎌倉道や海外交易に力点を置いて展示がされています。

正面のコーナーでは、中世の人々が使った生活と遊びの道具や、物の値段のパネルなどによって、庶民の生き生きとした日常生活の一端がみられるようになっています。さまざまな信仰や生活の様子について、上行寺東やぐら群遺跡や十王信仰に代表させて展示してあります。

右側では、土地開発の様子が鶴見寺尾郷(鶴見区)を中心にして、現在地と比較できる地形の模型などで理解してもらえるようになっています。中世の村の分布や、「横浜」という地名がはじめて表れた文書なども展示してあります。

また、戦国時代、日常は農業を行っていた庶民が、戦にかりだされ、物資を運んだり、雑兵として使われたりする状況などが模型によって具体的にわかるようになっています。

近世 平和の中に生きる人々

近世

近世の展示室では、戦国時代が終わり、天下が統一された十六世紀末から、横浜が開港する十九世紀の半ば過ぎまでの歴史を紹介します。この時代は、江戸幕府による全国支配が行われ、社会は比較的安定し、これまで戦いへ向けられていたエネルギーは耕地の開発へと向けられるようになります。

市域には東海道が通り、神奈川・保土ヶ谷・戸塚という三つの宿が置かれていました。また、神奈川湊(神奈川区)を通じて江戸内湾はもちろん、太平洋沿岸各地との交易も行われていました。

展示室の中央には、当時の神奈川宿のにぎわいをうかがわせる、茶屋「桜屋」の大型模型が置いてあります。

その左側には、近世における市域の耕地開発の中心的なものであった海岸部の新田開発の様子と、その中でも、特に有名な吉田新田(中区)開発の装置模型が置いてあります。

正面のコーナーでは、生活と生産の場であった村での、人々の暮らしぶりが展示されています。鎮守様のお祭りの様子を再現した「からくり模型」は、子供たちの興味をひくことでしょう。

右側では、神奈川宿や弁財船の模型、店の招き看板などによって、東海道など街道を行き交う人々や、神奈川宿の繁栄ぶり、神奈川湊と各地との海上交通などがわかるようになっています。

近現代 変わり続ける横浜と市民

近現代

近現代の展示室では、十九世紀後半から明治・大正・昭和を経て平成にいたる現在までの人々の暮らしを中心に紹介します。開港後、日本と世界を結ぶ窓口となった横浜に海外から新しい文化や制度がもたらされ、人々の暮らしをとりまく状況は変化しました。

大正期以降、横浜は震災や戦災などといった苦難をのりこえて、現在のような横浜をつくりあげてきました。市民は、大きな変化やうねりの中で生活してきたのです。

展示室中央には、明治後期、伊勢佐木町にあった勧工場「横濱館」の大型模型が置いてあります。勧工場はさまざまな商品を扱う商店が、一つの建物の中に集まり、陳列・販売をしたところです。新しい文化を求める人々が集まり、大変にぎわったといわれています。

その左側には、地球儀や、イギリス波止場の模型、街並み探索装置などが飾られ、世界と横浜の関係、関内を中心にした貿易港横浜の街に関する知識が得られるようになっています。

正面のコーナーでは、当時の伊勢佐木町に集まる人々の情景や、その風俗の多様さが等身大の人形や背景写真などで再現され、雑踏の中にまぎれ込んだ感じになることでしょう。

また、横浜の郊外部における生活の様子をみるために、都筑区内の旧中川村をモデルにし、明治後期の農村の暮らしをマジックビジョンという、人や物が立体的に見える装置で表現しています。

その右側では、大正期から現在までの横浜の景観や生活の移り変わりを当時の写真などを使って紹介しています。

映像コーナー

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映像コーナーは「横浜市歴史博物館クイズ&ムービー」に変わりました。

常設展示室スタディサロンで、横浜の歴史についてのクイズと文化財ビデオをお楽しみいただけます。お手持ちのスマートフォンでQRコードから館内ネットワークにアクセスするので、通信料もかかりません。ご来館の際はぜひおためしください。

 

文化財ビデオタイトル一覧(PDF)

スタディサロン

スタディサロン

スタディサロンは、休息と学習の場所です。

常設展示室ミニ展示

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博物館で収蔵しているコレクションをご紹介します。

収蔵資料ミニ展示 過去(2006-2020)の一覧(PDF)

Q&A

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スタディサロンのQ&Aシステム「横浜市歴史博物館クイズ&ムービー」に変わりました。

常設展示室スタディサロンで、横浜の歴史についてのクイズと文化財ビデオをお楽しみいただけます。お手持ちのスマートフォンでQRコードから館内ネットワークにアクセスするので、通信料もかかりません。ご来館の際はぜひおためしください。

 

歴史ガイドウォール

歴史ガイドウォール

歴史劇場の外壁には、世界・日本・横浜の歴史と、横浜の文化財を年表風に表現した「歴史ガイドウォール」を設置しています。

歴史劇場

歴史劇場

歴史劇場は、これまで、横浜がたどってきた3万年の歴史を約15分間の映像で紹介してきましたが、都合により終了しました。現在再開準備作業を実施しています。(~令和6年4月下旬)
この間、歴史劇場は閉室いたします。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

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