横浜市歴史博物館

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タマグス(ニチベイワシンジョウヤクテイケツノチニノコルタブノキ)
玉楠(日米和親条約締結の地に残るタブノキ)

<地域史跡 市登録文化財 昭63.11.1指定>
 
 横浜市開港資料館の中庭にある玉楠は日本の開国をうながし、横浜開港につながった、日米和親条約が結ばれた横浜村の応接所(条約館 現神奈川県庁一帯の地)の近くにあった。安政元年(1854年)1月~3月にかけて日本人とアメリカ人が条約を結ぶための交渉の舞台であった海岸。3ヶ月にわたる異国人の風俗、習慣を玉楠は見つづけていた。いわば横浜の歴史の生き証人で、人に例えればハマッコ第1号ともいえる。ペリー艦隊の随行画家ハイネ、松代藩士高川文筌(ぶんせん)らによって玉楠は写生されている。大正12年震災で焼失、枯死の状態であったが、翌13年の夏、根幹から発芽し、成育した。昭和5年、海岸より道路の方へ10m程移植し、現在にいたっている。

作者:

時代/作成:近世

法量:

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