ジンメンツキドキ
人面付土器
<考古資料 県重要文化財 昭59.3.30指定>
弥生時代の人達は自分たちのすばらしい自画像を残している。人面付土器と呼ばれる土器もその一つである。
人面付土器は昭和33年に鶴見区上末吉(かみすえよし)の畑の中から発見された。
土器はひょうたんのような壷型で、上の部分には粘土ひもを張り付けた鼻・眉毛・耳、そしてヘラで切り込んだ目・口の顔が表現されている。頭と首の部分には頭飾り、首飾りと見られる円い板がはりめぐらされている。凛々しい弥生時代の男性の顔が想像されている。
従来、こうした人面付土器は弥生時代中期のものは多数知られているが、後期のものは極めて珍しい。
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時代/作成:原始
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