エコダオウケツ
荏子田横穴
<史跡 市指定史跡 平5.11.1指定>
荏子田横穴は、青葉区の荏子田朝日公園のなかにあり、別名荏子田かんかん穴とも呼ばれている。早淵川上流の標高45mほどの台地南側斜面に2基の横穴墓(よこあなぼ)が並んでつくられている。7世紀前半頃のこの地域の有力者の墓と考えられている。昭和初年及び昭和30年代に発掘調査が行われた。西側に位置する1基は、入り口から奥壁(おくへき)までの全長6mを測り、遺骸を収める玄室(げんしつ)は長さ3.7m、幅3.2m、高さ2.2mの切り妻(きりづま)式の家形を模したもので、壁や天井には棟木(むなぎ)・桁(けた)・柱・親垂木(おやたるき)・束柱(つかばしら)などが浮き彫りにされている。市域では大変珍しいもので、葬られた人物の特異性が窺われる。
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時代/作成:原始
法量: