企画展
緒形拳は、1958年に劇団新国劇に入団以来、約50年間の長きにわたり、舞台、テレビ、映画など多分野で活躍した戦後日本を代表する俳優です。また人生の大半を横浜で過ごした「横浜ゆかりの俳優」でもあります。
緒形が活躍した時代は、敗戦後の日本が、そして既存のメディアがめまぐるしく移り変わる時代と重なっています。本展では、緒形ゆかりの資料を整理した東海大学と連携し、緒形の足跡から戦後日本の大衆文化史を俯瞰し、現代史に位置づける試みです。
展示構成
Ⅰ 新国劇と緒形拳
Ⅱ テレビから映画へ
Ⅲ 多様化する大衆文化の中で
Ⅳ 時代の転換期に
Ⅴ 舞台への回帰
主な展示品
緒形拳書画
パルム・ドール受賞トロフィー
台本、舞台小道具 など
開催概要
- 会期
- 2020年10月3日 (土) ~2020年12月6日 (日)
- 会場
- 横浜市歴史博物館
- 開館時間
- 9:00~16:30(券売は16:00まで)
- 休館日
- 月曜日(11月23日を除く)、11月24日
- 観覧料
-
観覧料 企画展 企画展・常設展共通 一般 500円 700円 高校生・大学生 300円 400円 小学生・中学生・横浜市内在住65歳以上 100円 150円 - 主催
- 横浜市歴史博物館〈(公財)横浜市ふるさと歴史財団〉、東海大学
- 共催
- NHK横浜放送局、横浜市教育委員会
- 協力
- 株式会社緒形事務所、KAAT神奈川芸術劇場
関連イベント
講演会「大河ドラマと時代考証 ─緒形拳と「峠の群像」」 (中止となりました)
11/7(土) 14:00~15:30
講師:大石学氏(東京学芸大学名誉教授)
会場:講堂
定員:60名
参加費:500円
締切:10/21(水)
12/5(土) 14:00~15:30
講師:馬場弘臣氏(東海大学教授)
会場:講堂
定員:60名
参加費:500円
締切:11/18(水)締め切りました
11/21(土)午後 時間未定
豊川悦司氏(俳優)、貴島誠一郎氏(プロデューサー)
会場:講堂
定員:60名
参加費:500円
締切:11/4(水)締め切りました
展示監修者・馬場弘臣氏(同前)による展示解説
10/10(土)、10/25(日)、11/8(日)、11/22(日) 各回 14:00~ 40分程度
参加費:無料(企画展チケットが必要です。事前にオンラインチケットをご利用ください。)
開始5分前までに講堂前にお集まりください。
オンラインチケットをご予約の方は直接講堂前にお越しください。
展示関連書籍
研究論集として『戦後大衆文化史の軌跡―緒形拳とその時代』
(編集:東海大学文明研究所/横浜市歴史博物館 価格:1800円)を発行、販売しています。
企画展のテーマに迫る、第一人者たちによる論集。
写真や残された原稿の翻刻も収録。
【目次】
ごあいさつ
緒形拳からのメッセージ
第一部 緒形拳と大衆文化史
戦後大衆文化史の展開と緒形拳・・・馬場弘臣
岩上力が語る、新国劇の殺陣と緒形拳・・・石川肇
緒形拳 役者は色気だ・・・岩泉久朗
緒形拳は映画を愛し、映画に愛された・・・垣井道弘
【インタビュー】眞野純 稀代の大衆役者・緒形拳から受け継いだもの
第二部 歴史学×NHK大河ドラマ×緒形拳
【特別対談】呉座勇一×春日太一 豊臣秀吉の虚像と実像
足利貞氏の実像・・・亀田俊和
戦国大河が描く二人の実像-尼子経久と宇佐美定満・・・平山優
緒形拳と『峠の群像』・・・大石学
この緒形拳が凄い!・・・春日太一
緒形拳プロフィール/執筆者紹介/謝辞