企画展
稲作の開始は、日本の歴史を区切る大きな出来事だと考えられてきました。この展示では、横浜市域において本格的に稲作が始まった時期である弥生時代中期後葉に焦点を当て、土器研究や植物考古学などの最新の研究成果をご紹介します。
2017年は三殿台考古館が開館してから50年、大塚・歳勝土遺跡公園が全面開園してから20年の節目の年にあたります。今回の展示はこれらを記念して、横浜市歴史博物館と三殿台考古館、(公財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センターが連携して開催いたします。
展示構成(予定)
第Ⅰ部 宮ノ台式土器とその時代
第1章 | 弥生時代、はじまる ― 宮ノ台式土器の成立まで |
第2章 | 弥生時代の「ニュータウン」 ― 鶴見川流域の宮ノ台式文化 |
第3章 | 見えてきた三殿台遺跡 ― 再整理作業の成果 |
第Ⅱ部 横浜に稲作がやってきた!?
第4章 | 黒こげのつぶ、土器のくぼみ ― 農耕の証拠をさぐる |
第5章 | 弥生ライフ ― 宮ノ台式期のくらし |
主な展示品
(詳細は後日掲載します)
開催概要
- 会期
- 2017年9月16日 (土) ~2017年11月12日 (日)
- 会場
- 横浜市歴史博物館 企画展示室
- 開館時間
- 9:00~17:00(券売は16:30まで)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)
- 観覧料
-
観覧料 単券 共通券 一般 300円 500円 大学生・高校生 200円 300円 中学生・小学生 100円 150円 - 主催
- 横浜市歴史博物館/横浜市三殿台考古館/(公財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター
- 共催
- 横浜市教育委員会
- 後援
- 朝日新聞横浜総局・神奈川新聞社・日本経済新聞社横浜支局・東京新聞横浜支局・産経新聞社横浜総局・毎日新聞横浜支局・読売新聞横浜支局・NHK横浜放送局・TVK・FMyokohama84.7
関連事業
同時開催 横浜市三殿台考古館 ミニ展示「描いてみよう!弥生土器の文様」
関連事業(歴博関連)※申込などの詳細は企画展関連イベントページをご覧ください。
【講演会】第1回 10月8日(日)「宮ノ台式土器の成立と弥生時代研究」
講師:石川日出志(明治大学)
第2回 10月29日(日)「博物館と弥生時代集落研究」
講師:安藤広道(慶応義塾大学)
第3回 11月5日(日)「環濠集落研究の現在」
講師:小倉淳一(法政大学)
各回とも14:00~15:30 会場:講堂 定員:170人 参加費:500円 事前申込制 ※タイトルは変更になることがあります。
【圧痕レプリカワークショップ&ミニ講座】 10月15日(日)13:30~14:00、14:00~15:00
講師:佐々木由香((株)パレオ・ラボ)) 会場:研修室 参加費:200円 当日受付
【フロアレクチャー(展示解説)】 9月23日(土)、10月7日(土)、11月4日(土)
各日とも、11:00~12:00、14:00~15:00 会場:企画展示室 定員なし 無料(企画展チケット要)
【小さな弥生土器】※この行事の申込詳細はれきし工房のページをご覧ください。
9月24日(日)作ろう編 ①9:00~12:00 ②13:00~16:00
10月22日(日)使おう編 9:15~12:00(9:00集合)
定員:40人(作ろう編各回20人) 参加費:700円 申込締め切り:9月13日(水)
【弥生土器を食べちゃえ!(ドッキーづくり)】10月29日(日)12:30~13:40
※ドッキーのお渡しは15:30から博物館休憩室で行います。
講師:ヤミラ(お菓子づくり考古学者) 会場:工房 定員:20人 参加費:1000円 対象:小学生以上
申込締め切り:10月18日(水)
【ワークショップ&ミニ講座「弥生時代のアクセサリーを作ろう」】 2回連続講座です。
①勾玉編 10月1日(日)13:00~16:00(会場:工房)
②ガラス玉編 10月14日(土)13:00~16:00(会場:三殿台考古館)
ミニ講座講師:斎藤あや(大田区立郷土博物館)定員:20人 参加費:1000円 申込締め切り:9月20日(水)
【遺跡散歩「早渕川流域の弥生時代集落を歩く」】11月3日(金・祝)13:00~16:00
定員:30人 参加費:500円 申込締め切り:10月22日(日)
関連事業(三殿台関連)
【秋の土器作り教室「小さな弥生土器をつくろう!」】(全4回)
9月24日(日)粘土こね/9月30日(土)土器成形/10月1日(日)赤彩・ミガキ/10月22日(日)焼成(野焼き)
対象:中学生以上、全4回参加可能な方 定員:6人 費用:2000円と粘土・ベンガラ代
詳細は三殿台考古館(045-761-4571)にお問い合わせください。
展示図録
(詳細は後日掲載します)