横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

「武家の古都・鎌倉」世界遺産登録推進事業関連 称名寺を掘る

横浜市が世界遺産登録を目指している称名寺は、金沢北条氏一門の菩提寺で、北条実時の持仏堂からはじまったとみられ、三代にわたり伽藍や苑池・浄土庭園が造営されました。元亨3年(1323)の七堂伽藍完成時に作成されたとみられる「称名寺絵図並結界記」(以下、絵図)により、当時の状況を知ることができます。
苑池部分は、昭和53年(1978)からの発掘調査で、絵図に描かれた両端の橋脚などが検出されました。平成12年度(2000)には、絵図に描かれている、講堂・方丈・両界堂・僧坊など、翌平成13年度(2001)には、称名寺(阿弥陀堂)・三重塔・経蔵・行堂・無常院などの存在の有無、それらの規模・位置確認の調査が、(公財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センターによって実施されました。この調査で、貞顕による苑池造成以前に境内全域の整備が行われたとみられることが判明し、講堂の基壇や両界堂の礎石も検出されました。
今回の展示ではこの発掘調査の成果を中心に紹介し、世界遺産に関連するパネル展示も行います。

展示構成

主な展示品

●「称名寺絵図並結界記」(複製)
●かわらけ
●青磁香炉・碗・壷片(龍泉窯系)
●志野、瀬戸、常滑の国産陶磁器片
●「永福寺」銘軒平瓦
●三鱗文と市松文のたたき目のある平瓦 など

開催概要

関連事業

講演会「縄文時代中期の横浜」
講師: 建石徹(文化庁文化財部美術学芸課)石井寛(埋蔵文化財センター)
日程: 2013/1/12(土) 13:30~16:15
場所: 博物館講堂
参加費: 500円
定員: 150人
申込:
事前申込(埋蔵文化財センター宛)
詳しくはこちら締切は12/21(金)

関連イベント
フロアレクチャー 「称名寺を掘る」展と「横浜の遺跡展」の解説をあわせて実施。
日程:①12/15(土)②2013/1/14(月・祝)
時間: 11:00~、14:00~(40分程度)
定員: 各回30人
受付: 15分前より当日先着順
参加費: 無料

展示図録

なし

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