横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

企画展
火の神生命の神 -古代のカマド信仰をさぐる-

火は人間にとって生命を繋ぐためなくてはならないものです。そして家の中で火を焚き調理をする施設-カマドには、家族の生命をつかさどる神が宿ると信じられていました。
カマドが朝鮮半島からの渡来人により日本列島に伝えられた古墳時代の中期-5世紀頃から、カマドは祭りの対象でした。本展覧会では、神奈川県や関東の遺跡出土資料から古代のカマド信仰の実像を明らかにし、さまざまな文献資料からその思想的背景を探ります。

展示構成

プロローグ 神やどるカマド
(1)カマドの神・荒神 (2)カマド祓い
Ⅰ カマドの伝来と進行のはじまり
(1)カマド信仰の伝来 (2)古墳時代のカマド信仰
Ⅱ 古代東国のカマド神
(1)カマドをまつる (2)描かれたカマド神
(3)カマドをこわす (4)カマド神と馬 (5)祭具としての韓カマド
Ⅲ 文献にみる古代のカマド信仰
(1)宮廷のカマド神 (2)守護神としてのカマド神
(3)たたり、呪うカマド神 (4)吉凶を告げるカマド
エピローグ 現代に生きるカマド信仰

主な展示品

●横浜市都筑区権田原遺跡BH49号住居跡カマド出土素文鏡((公財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター)
●千葉県酒々井町飯積原山遺跡出土人面付支脚((財)千葉県教育振興財団文化財センター)
●埼玉県深谷市幡羅遺跡出土人面付支脚(深谷市教育委員会)
●千葉県芝山町庄作遺跡出土「竃神」ほか墨書土器(千葉県指定文化財/芝山町立芝山古墳・はにわ博物館)
●神奈川県平塚市相模国府関連遺跡出土カマド形土器(平塚市教育委員会)
●年中行事絵詞(模本)(東京国立博物館)
●竹取物語(写本 武田祐吉旧蔵本)(國學院大學図書館)

開催概要

■観覧料
企画展 企画・常設セット券
一般 400円 600円
大学・高校生 250円 350円
中学・小学生 100円 150円

関連事業

●シンポジウム「古代における加耶と倭の文化交渉」 2月5日(日)午後12:30~  終了しました
●講演会「カマド神と墨書土器」 3月3日(土) 午後2:00~ 終了しました
●関連遺跡見学バスツアー「千葉県の古代遺跡と房総のむらを訪ねて」 2月17日(金) 終了しました
●担当学芸員によるミニ講座 2月26日 午後2:00~  3月11日(日) 午後2:00~ 終了しました
●フロアレクチャー(展示解説) 1月29日(日)午後1:00~ 2月11日(土・祝)、3月18日(日)午前11:00~と午後2:00~ 終了しました

展示図録

あり

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