横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

特別展
大昔のムラを掘る -三殿台遺跡発掘50年

今から50年前の夏、三殿台遺跡の発掘調査が行われました。
小学校の校舎建設のための事前調査として実施されたものですが、当時としては画期的な台地上の集落の全面発掘が行われました。
調査の主力を担ったのは各大学から泊まり込みで参加した学生たちであり、近隣の中高生など多くの市民も発掘に参加・協力していました。
短期間で広範囲を効率的に発掘するために建設機械が導入されるなど、その後の高度経済成長期の大規模調査の先駆けとなりました。
このようにして集落の全体を発掘した結果、縄文・弥生・古墳の各時代にわたる250軒以上の竪穴住居址が検出されたのです。
今回の特別展では、日本考古学史上にその名を残す三殿台遺跡の調査成果と、その後の史跡としての保存・活用の歩みを振り返ります。

展示構成

プロローグ 発掘前の三殿台
 遺跡の位置/調査前史

1 三殿台を掘る
 調査に至る経緯/発掘の経過

2 発掘調査の成果
 縄文時代/弥生時代/古墳時代/その後の調査研究

3 横浜の遺跡と発掘
 三殿台前後の横浜の発掘/三殿台を掘った人々

4 その後の三殿台
 三殿台考古館/神奈川県内の史跡

エピローグ
 おわりに

主な展示品

三殿台遺跡出土遺物
(横浜市ふるさと歴史財団、國學院大学学術資料館、明治大学博物館、神奈川県立歴史博物館、川崎市市民ミュージアム、横浜市立岡村小学校、学校法人武相学園)
三殿台遺跡発掘調査映像(東京シネマ新社)
南堀貝塚・市ヶ尾横穴墓・軽井沢古墳・朝光寺原遺跡〔横浜市指定文化財〕・稲荷前古墳の出土遺物(横浜市歴史博物館)

開催概要

主催◇横浜市歴史博物館・(財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター・
   横浜市三殿台考古館
共催◇横浜市教育委員会
後援◇朝日新聞社横浜総局・NHK横浜放送局・神奈川新聞社・
   読売新聞東京本社横浜支局・磯子区

関連事業

フロアレクチャー(学芸員による展示解説)
 4月24日(日)、5月22日(日)

親子向けフロアレクチャー(学芸員によるやさしい展示解説)【終了】
 4月29日(金・祝)、5月1日(日)、3日(火・祝)、4日(水・祝)、5日(木・祝)、7日(土)、8日(日)

体験学習「大むかしの土器を作ろう」【終了】
 4月16日(土)、17日(日)
 ※協力:横浜縄文土器づくりの会 (要申込:往復ハガキで先着順)

大塚歳勝土遺跡公園開園15周年・三殿台遺跡発掘50周年記念フェスタ【終了】
 5月4日(水・祝)

遺跡散歩「三殿台遺跡周辺を歩く」【終了】
 4月21日(木) (要申込:締切4/11(月)必着)

バスツアー「国史跡 静岡県登呂遺跡と登呂博物館を訪ねて」
 5月19日(木) (要申込:締切5/10(火)必着)

展示図録

あり

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