企画展(アーカイブ)
横浜の遺跡展 稲作開始期の集落群
横浜市歴史博物館が建っている場所は、「大棚杉山神社遺跡」という弥生時代の集落跡でした。大棚杉山神社遺跡は、台地上にある著名な「大塚遺跡」を引き継ぐ形で、集落経営が開始されました。
大塚遺跡は
1.流域開発の拠点とされた
2.経営期間はそれほど長くなかった
3.集落の標高が高く、沖積地(耕作地)から離れている
などの特徴があります。
これらの特徴には、大塚遺跡が早渕川流域の開発拠点となった頃の、他集団との抗争が背景にあります。大棚杉山神社遺跡へのバトンタッチは、そうした抗争が一段落して、耕作地に近い台地上への集落地点の変更が関係しています。
今回の展示は、そうした早渕川流域に展開した、弥生時代中期の集落群について考えるものです。
展示構成
主な展示品
展示品
大棚杉山神社遺跡・大塚遺跡・綱崎山遺跡・折本西原遺跡ほか
弥生時代中期(宮ノ台式期)の出土品約250点、
写真・解説パネル約40点
開催概要
主催:横浜市歴史博物館/横浜市教育委員会/(財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター
関連事業
関連イベント ※詳細はタイトルをクリック!
講演会「横浜市北部と周辺域の弥生時代中期集落群」
2011年1月9日(日) 13:30
フロアレクチャー(学芸員・調査研究員による展示解説)
2010年12月19日(日) 11:00/14:00
2011年 1月 9日(日) 11:00
その他
エントランスホールにて、干支の土鈴の展示を行います。
展示図録
なし