横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

横浜開港150周年記念企画展
黒船・開国・社会騒乱 日記にみる150年前の横浜

1853(嘉永6)年、アメリカ合衆国のペリー提督が率いる艦隊が浦賀に来航し、翌1854(安政元)年、横浜村において日米和親条約が結ばれ、日本は長く続いた鎖国を解いて開国しました。そしてその5年後の1859(安政6)年、安政の5か国条約にもとづいて横浜が開港しました。今年2009年は、この横浜開港から150周年にあたります。
この記念すべき年の幕開けに、横浜市歴史博物館では、開港前後の横浜とその周辺で起こったさまざまな出来事を庶民の視点から紹介する展示を行います。中心となる資料は、幕末に神奈川宿に住んだ知識人、佐藤文栖(さとう・ぶんせい)が記した「金川日記」です。この日記は、1849(嘉永2)年~1860(安政7、万延元)年という開国、開港をはさんだ前後12年にわたるものです。神奈川宿内の祭事や事件から風水害、地震や火事、さらには異国船来航や国内政治情勢についてまで、多様な記事が幅広く記されているもので、今回初めて本格的に公開いたします。本展示ではこの「金川日記」に記された、神奈川宿と横浜周辺の出来事や、政治・社会に関する記事をピックアップし、関連する資料を紹介いたします。展示をつうじて、同時代人が見た開港前後の社会の姿を感じていただけましたら幸いです。

展示構成

■展示構成■
Ⅰ 「金川日記」と佐藤文栖
Ⅱ 異国船来航
Ⅲ 自然災害、流行病
Ⅳ 外国人への視線
Ⅴ 国内情勢と文栖 

主な展示品

■主な展示資料■
金川日記(個人蔵)
佐藤文栖書簡
(人間文化研究機構国文学研究資料館蔵)
ポーハタン号模型(横浜開港資料館蔵)
佐久間象山書簡(横浜市歴史博物館蔵)
ペリー来航絵巻(神奈川県立歴史博物館蔵)
旭日丸絵図(船の科学館蔵)
青物魚軍勢大合戦之図(早稲田大学図書館蔵)
徳川斉昭漢詩(個人蔵)
ミシシッピ号図(個人蔵、横浜開港資料館寄託)
ほか

開催概要

■展示概要■
●開催期間●
2009年1月31日(土)~3月15日(日)
●開館時間●
午前9:00~午後5:00(券売は午後4:30まで)
●休館日●
月曜日
●主催●
横浜市歴史博物館
●後援●
横浜郷土史団体連絡協議会/
朝日新聞横浜総局/神奈川新聞社/日本経済新聞社横浜支局/TVK
●観覧料●
企画展
常設展・企画展セット
一般
300(240)
600(480)
大学生・高校生
200(160)
300(240)
中学生・小学生
100(80)
150(120)
☆( )は20名以上の団体料金

関連事業

■講演会■
情報時代幕末の特質-日記・手紙そして風説留-
日時
2月14日(土)14:00~15:30
講師
宮地正人(前国立歴史民俗博物館館長・元東京大学史料編纂所所長)
定員
150名
参加費
500円
申込締切
2月4日(水)必着
申し込み方法:往復葉書に
①ご住所 ②お名前 ③年齢 ④電話番号 ⑤講演会名 ⑥どこで講演会を知ったかを明記のうえ、
横浜市歴史博物館宛(〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-18-1)にご郵送下さい。
応募者多数の場合は抽選。

■研究講座■
佐藤文栖をめぐる人々
日時
3月1日(日)13:00~16:00
内容
①「ふるさと久保村時代」相澤雅雄(地域史研究家)
②「歌会活動を中心に」増田恒男(司馬遼太郎記念館学芸部長)
定員
150名
参加費
500円
申込締切
2月19日(木)必着
申し込み方法:往復葉書に
①ご住所 ②お名前 ③年齢 ④電話番号 ⑤研究講座 ⑥どこで研究講座を知ったかを明記のうえ、
横浜市歴史博物館宛(〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-18-1)にご郵送下さい。
応募者多数の場合は抽選。

■ウォーキングツアー■
「開港前後の神奈川宿を訪ねて」
日時
2月26日(木)12:00~16:00
定員
30名
参加費
700円
申込締切
2月12日(木)必着
申し込み方法:往復葉書に
①ご住所 ②お名前 ③年齢 ④電話番号 ⑤ツアー名 ⑥どこでツアーを知ったかを明記のうえ、
横浜市歴史博物館宛(〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-18-1)にご郵送下さい。
応募者多数の場合は抽選。
■フロアレクチャー■
担当学芸員による展示解説です。参加費は無料ですが、企画展券が必要です。
日時
1月31日(土)・2月1日(日)・2月14日(土)・3月1日(日)
各日11:00~
定員
各回30人
申込方法
当日先着順(受付は30分前から)

展示図録

あり

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