企画展(アーカイブ)
今から5‚000~4‚000年前の縄文時代中期には、それまでにない大型のムラ(集落)が作られるようになります。各地のこうしたムラの跡からは、多くの土器や石器などが出土し、豊富な資料がこの時代の姿を鮮明に伝えてくれます。
横浜市都筑区にある大熊仲町遺跡は、大型の集落遺跡のひとつです。今回の特別展では、大熊仲町遺跡をはじめとし、港北ニュータウン地域で発掘された縄文時代中期の大きな集落遺跡の姿を紹介します。また、関東甲信越から東北地方にわたる集落遺跡から出土した資料もあわせて展示し、東日本における縄文時代中期のムラの姿や人々の暮らしぶりを描きます。
展示構成
(予定)
I 巨大集落の姿
II 縄文集落の暮らし
III 縄文中期の地域交流
IV 神奈川県内の巨大集落
V 巨大集落の終焉
VI 巨大集落の発掘
主な展示品
(予定)
三内丸山遺跡(青森県)、清水上遺跡(新潟県)、聖石遺跡(長野県)、棚畑遺跡(長野県)、三原田遺跡(群馬県)、子和清水貝塚(千葉県)出土資料
妙音寺遺跡(福島県)、寺前遺跡(福島県)、岡田遺跡(神奈川県)、当麻遺跡(神奈川県)出土資料
大熊仲町遺跡(横浜市都筑区)出土資料ほか、港北ニュータウン地域内出土資料(土器・石器等多数)
開催概要
●主催●
横浜市歴史博物館
(財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター
●共催●
横浜市教育委員会
●後援●
都筑区役所
●観覧料●
区分 特別展 常設展・特別展セット
一般 400円(320) 600円(480)
高・大 200円(160) 300円(240)
小・中 100円(80) 150円(120)
※( )は20名以上の団体料金
関連事業
講演会
2000年11月5日(日)午後1時30分
「縄文時代の集落と人々の暮らし」 岡村道雄(文化庁文化財保護部記念物課・主任文化財調査官)
研究講座
2000年11月19日(日)午緑1時30分
「大熊仲町遺跡を掘る」 坂上克弘((財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター調査第一係主任)
終了しました
■フロアレクチャー■
(集合場所:研修室)
10月15日(日)・10月29日(日)・11月12日(日)
いずれも午前11時・午後2時からの2回、展示担当者が解説を行います。
各回とも1時間程度・定員は30名、当日先着順(受付は30分前から)。
参加料は無料ですが、特別展チケットが必要です。
終了しました
■つくって・ふれて・はっけん縄文時代■
●縄文土器にさわってみよう(場所:体験学習室)
●作ってみよう体験学習(場所:工房)
土鈴づくり 10月14日(土)・15日(日)
土偶づくり 10月28日(土)・29日(日)
勾玉づくり 11月11日(土)・12日(日)
終了しました
・午前9時30分~、午後1時30分~の1日2回(受付は9時から)
・各回先着30人、参加費300円、小学生対象(親子可)
■発見!巨大集落 クロスワードパズル■
展示を見ながらクイズに答えてください。
終了しました
正解者の中から抽選で100人の方に次回企画展の招待券をさしあげます。
応募の締め切りは2000年11月30日(木)まで。当選の発表は12月5日(火)~12月24日(日)まで、博物館館内とホームページで発表しました。
展示図録
あり