横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

企画展
幻の縄文土器の時代 -都筑区桜並遺跡の発掘調査の成果-

縄文時代前期末葉に位置づけられる十三菩提式土器の作られた時期は、遺跡数が激減し、遺溝、遺物ともに良好な資料に恵まれなくなる、まさに幻の縄文土器の時代です。しかしその一方で、十三菩提式期の遺跡からは、近畿地方や東北地方、東関東地方などの影響を受けた土器や石器が見つかることが多く、これら遠隔地との交流が活発化していた次期であったことを物語っています。
本企画展では、十三菩提式期の良好な集落跡が検出された横浜市都筑区桜並遺跡の出土資料を中心に、大規模な集落を残すことがない一方で、活発な他地域との交流を展開していた、いわゆる歴史概説書で紹介されるような縄文時代のイメージとは異なる人々の生活の様子を展示・解説します。
同時に、発掘調査報告書が刊行されるまでの一連の作業工程について紹介していきます。

展示構成

展示構成(予定)Ⅰ十三菩提式土器とは? Ⅱ十三菩提式期のむら Ⅲ盛んな地域間交流 Ⅳその他の時期の桜並遺跡 Ⅴ埋蔵文化財センターの仕事

主な展示品

桜並遺跡出土遺物 約200点
関東地方を中心とする十三菩提式期の遺物 約250点

開催概要

●主催●
横浜市歴史博物館
横浜市埋蔵文化財センター
横浜市教育委員会

●観覧料●
無 料

関連事業

展示図録

あり

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