横浜市歴史博物館

縄文(じょうもん)時(じ)代(だい)になると、土器(どき)があらわれたんだ。写真(しゃしん)の土器(どき)は、隆(りゅう)線(せん)文(もん)土(ど)器(き)といって最(もっと)も古(ふる)い縄(じょう)文(もん)土器(どき)の一(ひと)つで、そのかけらが横浜(よこはま)の都(つ)筑(づき)区(く)で見(み)つかったんだよ。

ドングリなどの木(き)の実(み)は、アクがあって、そのままで食(た)べることができないけど、土器(どき)で煮(に)ることによってアクが取(と)れ、食(た)べやすくなるんだ。土器(どき)がつくられたことによって、人々(ひとびと)は、豊(ほう)富(ふ)な木(き)の実(み)を食(しょく)糧(りょう)にすることができて、生活(せいかつ)が大(おお)きく変(か)わったんだ。

また、この時(じ)代(だい)の人々(ひとびと)の生活(せいかつ)のようすがわかる貝塚(かいづか)も展(てん)示(じ)してあるよ。昔(むかし)の人(ひと)が、どんな道(どう)具(ぐ)を使(つか)い、どんな生活(せいかつ)をしていたか、展(てん)示(じ)物(ぶつ)を見(み)ながら調(しら)べてみよう。

※土器(どき)⇒土(つち)を焼(や)いてつくった器(うつわ)のこと

※アク⇒消化(しょうか)が悪(わる)く渋(しぶ)みが強(つよ)いもの