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●発掘調査報告書『横浜市栄区 上郷深田遺跡』の刊行

 上郷深田遺跡は、出土した遺物や炉跡から製鉄が行われていたことが確認されており、調査によってその年代が7世紀中葉~8世紀中葉頃と推定されています。今のところ神奈川県で唯一の古代製鉄遺跡であり、貴重な遺跡と評価されています。報告書では上郷深田遺跡の概要と発掘調査の成果、出土した製鉄関連遺物の三次元計測を掲載しています。また発掘調査成果のまとめとして、出土遺物の特徴や性質、周辺遺跡との関連、製鉄技術等に関する考察や歴史的評価といった付編も充実しており、遺跡の価値について客観的に考察を加えた大変興味深い報告書となっています。調査・研究などにぜひご利用ください。報告書は埋蔵文化財センターほか、横浜市歴史博物館等でも閲覧いただけます。


〇A4判、426p、カラーページ179p(製鉄関連遺物の三次元計測写真82p、金属分析の成果71p、写真図版26p)、付編考察9編、頒布価格3,500円(税込)


◇好評につき、通信販売の受付は終了しました。


【お問合せ】埋蔵文化財センター Tel.045-890-1155

◇報告書写真図版より(畿内系暗文土師器坏)

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