八聖殿タイトル画像
八聖殿写真 〒231-0822
横浜市中区本牧元町76-1
Tel.045-622-2624
Fax.045-622-2657
JR桜木町駅から市営バス「本牧市民公園前」または「本牧車庫」下車徒歩7分、JR根岸駅から市営バス「本牧市民公園前」下車徒歩7分
施設の概要
 八聖殿は、法隆寺夢殿を模した三層楼八角形の建物で、熊本県出身の政治家で逓信・内務大臣を歴任した安達謙蔵(1864〜1948)が建立し、1933(昭和8)年に完成しました。
 1937(昭和12)年、横浜市に寄贈され、建物の周辺一帯は本牧臨海公園となり市民の憩いの場として整備されました。
 1973(昭和48)年「横浜市八聖殿郷土資料館」と改名され、市民に郷土の歴史を伝える資料館として、幕末から明治にかけての本牧、根岸の写真や市内で使われていた農具や漁具を中心に展示しています。
施設の特色
 展示は、「農具と漁具からみる先人の暮らし」をテーマに、1階には、「漁村の祭りとくらし」として横浜市内の漁村で使われていた漁労具が展示されています。展示品の中心は、<漁村の暮らし漁撈のようす><ノリ用具><疫災を海に流して・本牧神社のお馬流し>で、本牧・柴の漁労具を中心に埋立て以前の横浜市域の漁業のようす、海苔の生産に関わるさまざまな用具(海苔とりベガ舟・海苔升、海苔しび等)、潜水、覗突漁に使用した用具(ボーチョー・ツキ等)、和船の建造や修理に使用した道具、漁網、イケスなどを展示しています。
 また、茅でつくったお馬を海に流すことによって、人々の無病息災や大漁・豊作を祈願する、中世から続くとされる本牧神社の神事「お馬流し」の模型も展示しています。
 2階には、「農村の暮らし」をテーマに、<明治の農家・旧松沢家と生活用具><繭から糸をつむいで><耕作から収穫まで>として、明治初期の古民家(旧松沢健三家主屋)の一部を移築復元し、横浜市内の農家が、稲作・養蚕・わら加工に使用した用具(トウミ・ウス・センプーキ・マンゴク等)を中心に農村の暮らしのようすを展示しています。また、展示室奥には、八聖像がおかれ、建物の名前の由来となっています。
 屋外展示室には、醤油製造の釜や器具が展示されています。
 旧漁村・旧農村で使用していた用具・道具を通して、人々の衣・食・住・信仰等生活の様子を知ることができます。
利用の案内
開館時間:9:30〜16:00
休館日:第3水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始他
入館料:無料

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