横浜市歴史博物館

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特別展

縄文文化誕生

-都筑区花見山(はなみやま)遺跡が解き明かす最古の土器文化の謎-

青森県表館(1)遺跡出土土器(複製)

青森県表館(1)遺跡出土土器(複製)(青森県立郷土館蔵)
 土器は、人類の最も重要な発明の一つといわれます。土器の出現は、長い人類の歴史における大きな画期であり、人々の生活を変化させた原動力にもなったと考えられます。

 日本列島の中で土器が使われ始めたのは、およそ一万三千年前。これは、現在までに知られている世界最古の土器文化の一つであると同時に、以後一万年余の長きにわたり続いた縄文土器・縄文文化の誕生を告げる、歴史上たいへん重要なできごとでした。

 一九七七年、七八年の二ヶ年にわたり、港北ニュータウン埋蔵文化財調査団(現在の埋蔵文化財センターの前身)によって、横浜市都筑区の花見山遺跡が発堀されました。この発展調査の結果、珍しい土器出現期の遺構・遺物が、数多く発見されたのです。復原土器三二個体を含む、土器・石器、約三千点に及ぶ資料は、その質・量ともに全国でも屈指のものです。それは横浜市域の縄文時代の幕開けを告げるだけでなく、日本列島における土器山現の背景、縄文文化誕生の謎の解明に欠かすことのできない貴重な資料といってよいでしょう。花見山遺跡出上遺物は、平成七年十一月、横浜市の指定文化財になりました。

 特別展では、この花見山遺跡出土資料を中心に、北は青森から南は鹿児島まで、日本列島各地の土器出現期の資料、二千五百点を展示する予定です。日本列島における土器出現の背景や、出現期の土器の製作技術、土器出現による人々の生活の変化を追いながら、縄文文化誕生の謎に迫ります。

 世界最古級、一万年余の時の重みを、ぜひ肌で感じてください。

【展示構成】(予定)

@花見山遺跡の発掘

A花見山遺跡の出土遺物

B気候の変化と土器出現の謎

C出現期の土器の様々な顔

D土器出現期-遺跡の旅-

E日本列島最古の土器を求めて

F東アジアの中の縄文文化のはじまり


【主な展示物】

・横浜市花見山遺跡出土資料(横浜市指定文化財)

・東京都前田耕地遺跡出土資料(重要文化財)

・大和市上野遺跡出土資料(神奈川県指定重要文化財)

・青森県長者久保遺跡出土資料

・山形県一ノ沢岩陰遺跡出土資料

・新潟県室谷洞窟遺跡出土資料

・長崎県泉福寺洞穴遺跡出土資料

・鹿児島県掃除山遺跡出土資料

花見山遺跡出土土器(横浜市歴史博物館蔵)

山形県一ノ沢岩陰遺跡出土土器(佐々木洋治氏像)

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