Q&A

Q : 刊行物案内に『大塚遺跡I遺構編』が載っていないのはなぜですか?

刊行物案内の一覧表に『大塚遺跡II遺物編』がありますが、『大塚遺跡I遺構編』がありません。どうしてでしょうか?発行日を知りたいのですが。また、この本を閲覧するのに東京から便が良いところをメールで教えてください。(杉並区 友谷 勝美さん)からのご質問

A はじめてホームページをご覧になっていただいたうえ、ご質問をいただきありがとうございます。

 

 このホームページは、財団法人横浜市ふるさと歴史財団(現在は公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)埋蔵文化財センターのホームページとして開設されたものです。この刊行物案内のコーナーは当埋蔵文化財センターが発行した報告書についてのみ掲載しています。『大塚遺跡I遺構編』は当センターが財団法人ふるさと歴史財団になる以前、横浜市埋蔵文化財センターであった時に発刊した報告書なのでここには掲載していないのです。

 「前身団体だし、同じ遺跡なんだから載せればいいじゃないか」という意見もあるでしょう。しかし、横浜市埋蔵文化財センターもさらにその前身である横浜市埋蔵文化財調査委員会から発行している報告書含めると数多くなってしまい、そのなかから大塚遺跡だけを特別扱いして掲載するわけにはいきません。また、すでに古い報告書のなかには頒布できないものも多くあります(『大塚遺跡I遺構編』もそのひとつです)。人によっては「手に入らないものをわざわざ掲載するのは紛らわしい」という意見の方もおり、杓子定規ではありますが掲載に際しては財団設立以降発行の報告書に限らさせていただいています。申し訳ございません。

 なお、『大塚遺跡I遺構編』発行日などの情報については次のとおりです。 

発行者

本文・写真ページ

発行日

判型

頒布

横浜市埋蔵文化財センター

本文498頁・写真136頁

1991.3.31.

 B5判  ×


 ついでですが、一覧表内の発行者の欄が最近発行されたのものが横浜市教育委員会や横浜市の各部局名となっているのは、発掘調査や整理報告業務の委託者が横浜市の各部局となっているからです。報告書の編集作業は当財団が行なっていても、発掘調査報告書は委託業務のなかの成果物でもあるわけですから、発行はそれぞれの委託業務を発注した部局名となっているのです。一覧表の下の方が埋蔵文化財センターになっているのは、そのまま受託者である財団名を記載してしまっていたためです。古き良き時代?にはこういった点はあまりうるさくなかったので見逃されていたんですね。

 発掘調査報告書も書物のひとつです。ですから、刊行した発掘調査報告書は必ず国立国会図書館に納めています。友谷さんは杉並区にお住まいのようですから、『大塚遺跡I遺構編』を閲覧するには国立国会図書館がご利用しやすいかと思います。

 また、ご意見欄に記載されていたように埋蔵文化財センターは杉並からですと不便ですが、横浜市都筑区中川中央には当財団が管理・運営している横浜市歴史博物館があります。こちらの施設内の図書室にも収蔵していますので、常設展や企画展に合わせて一度足を運んでみるのも良いでしょう。横浜市歴史博物館の最寄り駅は横浜市営地下鉄のセンター北駅(田園都市線あざみ野駅からブルーラインまたは東横線日吉駅からグリーンライン)となります。詳細はリンクのページからご確認ください。

 最後に、メールにてお知らせしてくださいとのことでしたが、メールアドレスが記載されていませんでした。こうしたケースは最近とみに多く、個別に必ず答えてほしいご質問につきましては、メールアドレスや電話番号などの連絡先を書き入れることをお忘れないようご注意ください。

 

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