Q どのくらいの遺物がセンターにはあるんですか?
発掘調査で出土した遺物ってどれくらいあるのか興味があります。そちらのセンターにはどれくらいの出土遺物があるんでしょうか?
A 当センターには、遺物整理箱(60×44×15cmが基本)に換算して、約20,000箱分の出土遺物を保管しています。もちろん、そのすべてをセンターの建物だけで保管することはできませんので、大半の遺物は他の場所にある遺物保管施設に収納してあります。
 ある遺跡のひとつの箱には278片の土器の破片が入れられています。この箱に収納された遺物の重量を計ってみたところ4.1kgありました。全部の箱を測ることはできませんから、この箱を平均としてざっと計算してみたところ、全部で約82tの重さがあることがわかりました。82tというとインド象がざっと18頭ほどの重さといっしょです。
 このセンターに置いてある遺物は、現在整理報告作業を行なっている最中の遺物だけです。全体の量からすればわずかに12.5%ほどの量となりますが、遺物整理棟にはおよそ2,500箱の遺物整理箱が収納されています。遺物整理が終了した遺物は、博物館の展示資料にしたり、もとの収蔵施設に保管しておきます。また、当センターには、横浜市ふるさと歴史財団が行なった発掘調査で出土した遺物のほかにも横浜市内の発掘調査で出土した遺物の一部が保管されております。
このページのトップへ埋文ページホームへ

公益財団法人 横浜市ふるさと歴史財団 埋蔵文化財センター
当センターのページ内にある画像、文章等を無断で転載、引用することはできません。