横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

特別展
大塚・歳勝土遺跡公園開園5周年記念 甦る大環濠集落 -吉野ヶ里から大塚まで-

今から2千数百年前、弥生時代の始まったころ、日本列島には堀をめぐらせて守りを固めた集落の形が大陸から伝わってきました。これが「環濠集落」です。当館に隣接する国指定史跡大塚・歳勝土遺跡はその代表例ですが、国内にはそれよりも規模の大きな環濠集落が多数見つかっており、弥生時代を考える重要な手がかりを与えてくれます。

今回の特別展は、大塚・歳勝土遺跡公園開園5周年にあたり、佐賀県の吉野ヶ里遺跡、大阪府の池上曽根遺跡、奈良県の唐古・鍵遺跡など全国各地の代表的な環濠集落の情報と出土した資料を集め、弥生時代の実像に迫るものてす。弥生時代の人々の暮らしぶりや生産活動、集団間の争いや地域の交流の姿などを重要文化財を含む千余点の資料から描き出します。ぜひ、この機会にご覧ください。

展示構成

I大型環濠集落の成立と変遷
II弥生人のくらし
III生産と流通の拠点
IVクニの誕生と倭国争乱
V鶴見川流域の環濠集落群
VI甦る環濠集落

主な展示品

細形銅剣〈重要文化財〉/巴型銅器鋳型〈重要文化財〉
(佐賀県 吉野ヶ里遺跡出土)
朝鮮系無文土器甕/貨泉/石製剣柄頭飾/鉄製農耕具類
(長崎県 原の辻遺跡出土)

イイダコ壺/石包丁製作資料 
(大阪府 池上曽根遺跡出土)
木製農具類/鞘入りの打製石剣
(奈良県 唐古・鍵遺跡出土)
ガラス玉の首飾り・玉作り道具類
(愛知県 朝日遺跡出土)

開催概要

●主催●
横浜市歴史博物館
(財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター

●共催●
横浜市教育委員会

●協力●
弥生都市は語る展 実行委員会(大阪府立弥生文化博物館・泉大津市教育委員会・和泉市教育委員会・田原本町教育委員会)
佐賀県立博物館


●観覧料●
区分 特別展 常設展・特別展セット
一般 400円(320) 600円(480)
高・大 200円(160) 300円(240)
小・中 100円(80) 150円(120)
( )は20名以上の団体料金

関連事業

■講演会■
8月5日(日)午後1時30分
「大環濠集落・池上曽根遺跡が語る近畿の弥生時代」
石神 怡(大阪府立弥生文化博物館学芸課長)
8月26日(日)午後1時30分
「大塚・歳勝土遺跡と横浜の弥生時代」
小宮恒雄((財)横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター調査第一係長)

各回とも参加料は無料。定員は170名です。

■フロアレクチャー■
7月29日(日)・9月2日(日)

いずれも午前11時・午後2時からの2回、展示担当者が解説を行います。
各回とも1時間程度。定員は30名、当日先着順(受付は30分前から)。
参加料は無料ですが、特別展チケットが必要です。

■夏休み弥生クイズ■
大塚ムラへようこそ 7月20日~9月2日

展示図録

あり

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