横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

企画展
古墳からのメッセージⅠ 横浜の古墳と副葬品

日本では、3世紀の後半頃から、土を盛り上げた巨大な墓=古墳が造られはじめます。それは、列島の王をはじめ各地域のリーダーの墓であるとともに、彼らの権威の象徴でした。古墳とそこに納められた品々(副葬品)は、時代の推移とともにその内容を変えていきます。
横浜に初めて古墳が造られるのは、近畿地方などの中心地域から遅れること約1世紀、4世紀後半のことです。古墳の多くは、河川の流域の肥沃な耕地を経済的基盤として造られました。そして6世紀には、丘陵の斜面に横穴塞が造られはじめ、8世紀頃まで引き続き造られていきます。
横浜市域には、90基余の古墳と100か所余りの横穴墓群があることが知られます。この企画展では、これら市域の古墳と横穴墓群の中から主要なものを選び、その遺物を中心に紹介します。
また引き続いて、「古墳からのメッセージⅡ」として、奈良県立橿原考古学研究所と京都大学の調査・研究をもとに、豊富で高度な副葬品をもつ近畿地方の主要古墳について、鏡を中心にした特別展「大古墳展・ヤマト王権と古墳の鏡」を開催します。この2回の展覧会を通して、横浜の古墳と王墓をふくむ近畿地方の主要古墳とを比較しながらみていただければ幸いです。

展示構成

主な展示品

予定)
稲荷前16号墳出土遺物
東野台古墳群出土遺物
観音松古噴出土遺物
○朝光寺原古墳出土武器・武具類
三保杉沢古墳出土遺物
●日吉矢上古墳出土遺物
瀬戸ヶ谷古墳出土埴輪
駒岡堂の前古墳出土埴輪
市ヶ尾横穴墓群出土遺物
熊ヶ谷横穴墓群出土遺物


(●は国指定重要文化財 ○は横浜市指定文化財)

開催概要

●主催●
横浜市歴史博物館

●共催●
横浜市教育委員会

●観覧料●

区分 企画展 常設展・企画展セット
一般 200円(160) 500円(400)
高・大 100円(80) 250円(200)
小・中 50円(40) 100円(80)
※( )は20名以上の団体料金

関連事業

■講演会■
(場所:講堂)
2月18日(日)午後1時30分

「横浜市域における横穴墓の展開」池上 悟(立正大学助教授)

3月11日(日)午後1時30分

「古墳からみた畿内と東国」白石太一郎(国立歴史民俗博物館副館長)


各回とも参加料は無料。定員は170名です。
終了しました


■横浜古墳めぐり■

3月2日(金)午前9時30分~午後3時30分
横浜市歴史博物館からバスで移動します。雨天決行です。
見学する古墳は、
●綱島古墳●市ヶ尾横穴基群●稲荷前古墳群●赤田2号墳(復元)●荏子田かんかん穴です。
参加費は1人2000円、定員は40名です。
申込み方法=往復はがきに「古墳めぐり参加希望」と明記し、住所・氏名・年齢をご記入の上、「224-0003 横浜市都筑区中川中央1-18-1 横浜市歴史博物館学芸課」までお送りください。はがき1枚につき1名様のみ有効です。
締切=2月10日(土)必着です。
終了しました

■フロアレクチャー■
(集合場所:研修室)
2月11日(日)・3月4日(日)

いずれも午前11時・午後2時からの2回、展示担当者が解説を行います。
各回とも1時間程度。定員は30名、当日先着順(受付は30分前から)。
参加料は無料ですが、企画展チケットが必要です。

展示図録

あり

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