横浜市歴史博物館

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企画展(アーカイブ)

開館記念特別展
弥生の”いくさ”と環濠集落 -大塚・歳勝土遺跡の時代-

人が跳び越えられないほどの幅と深さをもつ溝。その溝によってカシューナッツの ような形に囲まれた弥生時代の集落の跡。そして、この集落に住んだ人々の方形周溝墓 といわれる墓の跡。
横浜市歴史博物館に隣接する国指定史跡大塚・歳勝土遺跡は、横浜を代表する弥生時代 の遺跡であり、また日本を代表する環濠集落と墓地の遺跡の一つです。
横浜市歴史博物館では、常設展示室において、この大塚・歳勝土遺跡を中心とした市域 の弥生時代の生活について展示しています。また遺跡は、弥生時代の環濠集落と墓地の姿 を実感できる歴史公園として整備し、広く市民に公開するとともに、博物館と一体的に 活用していく計画です。大塚・歳勝土遺跡は、横浜市歴史博物館の活動の中心になる遺跡 といえます。
開館記念特別展では、大塚・歳勝土遺跡のような環濠集落、及び大塚・歳勝土遺跡が 形成された「弥生時代」に光をあてていきます。
大塚・歳勝土遺跡のような環濠集落が日本列島の各地に形成された時代は、どのよう な時代であったのでしょうか。列島に水田稲作が導入され、文明社会へと成熟をはじめる 時代であったことは確かです。しかし、決して「平和」な時代ではありませんでした。 普通のムラびとたちが武器を手にとり、傷つけあい、殺しあうことをはじめた時代でも あったのです。ムラとムラとの「いくさ」のなか、環濠集落が出現し、やがて「クニ」が 誕生していくことになります。
特別展では、このような激動の時代-「弥生時代」の特徴の一端を、朝鮮半島とのつな がりをふまえながら描き出していきます。

展示構成

●展示プログラム●
第一幕 武器の出現
第二幕 祭の道具になった武器
第三幕 環濠集落の成立と展開
第四幕 横浜市域の環濠集落
第五幕 「クニ」の誕生
第六幕 弥生時代環濠集落の源郷

主な展示品

(予定) 中細形銅剣(島根県荒神谷遺跡、重要文化財) 有柄銅剣(佐賀県吉野ヶ里遺跡、重要文化財) 特殊器台・特殊壺(広島県矢谷墳丘墓、重要文化財) 細形銅剣・細型銅矛・細型銅戈(佐賀県宇木汲田遺跡) 絵画土器〈楼観〉(奈良県唐古・鍵遺跡) 磨製石剣・木製楯(大阪府鬼虎川遺跡) 近畿式銅鐸(和歌山県雨乞) 三遠式銅鐸(愛知県伊奈) 韓国慶尚南道検丹里遺跡出土品 ほか多数

開催概要

●主催●
横浜市歴史博物館
財団法人 横浜市ふるさと歴史財団
●共催●
横浜市教育委員会
●観覧料● 特別展のみ 一般400円(320円)/高校生・大学生200円(160円)/小学生・中学生100円(80円) 特別展・常設展セット 一般600円(480円)/高校生・大学生300円(240円)/小学生・中学生200円(160円) ( )内は

関連事業

■講演会■
●第一回 1995年3月26日(日) 午後1:30 - 3:00
佐原 眞氏(国立歴史民族博物館副館長)
●第二回 1995年4月9日(日) 午後1:30 - 3:00
石川日出志氏(明治大学助教授)

展示図録

あり

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