「よみがえれ！ヨコハマのハニワたち」寄附金の募集について

１　募集目的

横浜市歴史博物館では横浜市の歴史を物語る資料を数多く収集・公開していますが、上矢部町富士山古墳出土埴輪は、その中でも重要な資料の一つです。

上矢部町富士山古墳は横浜市戸塚区上矢部町にかつて存在した6世紀中頃の円墳で、平成元年（1989）の発掘調査により、古墳の周囲の溝から100個体にものぼる埴輪が破片となって発見されました。この中には丸い筒型の埴輪（円筒埴輪）のほか、馬や鳥、人物などをかたどった埴輪も含まれています。これほどの数の埴輪がまとまって出土した例は神奈川県内でもきわめて珍しく、学術的にも地域の文化財としても大変貴重であるため、平成3年（1991）に横浜市有形文化財の指定を受けました。100個体あまりのうち11個体は、復元を終え常設展示室で公開していますが、未整理の破片104箱分は、博物館収蔵庫に保管中です。

平成29年度から公益財団法人朝日新聞文化財団の「文化財保護助成」を受け、3ヶ年計画で未整理分の破片の整理・復元作業をおこない、報告書を刊行するとともに、展示を通じてその成果を広く市民・県民の皆様にご覧いただく事業に着手します。

博物館では、皆様からの寄附金をもとにこの事業の一層の充実をはかってまいりたいと考えております。ふるさと横浜の文化財を現代によみがえらせるとともに、未来へ伝えてゆくために、多くの皆様からのご寄附をお願いいたします。

２　募集総額

700,000円

３　募集金額

一口　1,000円

４　募集対象

個人・団体・法人

５　募集期間

平成29年1月28日から平成32年3月31日まで

６　募金方法

1. 郵便局備えつけの払込取扱票による振込み
   ※記入例はこちらをご覧ください（印刷してのご利用はいただけません）。
2. 博物館内設置の寄附金箱

７　資金使途

橫浜市指定文化財「戸塚区上矢部町富士山古墳出土埴輪」の整理・活用事業

• 収蔵庫内の埴輪片の整理・復元・図化
• 調査記録写真・図面のデジタル化
• 整理報告書の刊行
• 成果公開のための展示

８　目論見書

本寄附金の目論見書はこちらです。

「払込取扱票」を用いて三口以上ご寄附いただいた方は、個人住民税（横浜市民税・神奈川県民税）及び所得税の税額控除の対象となります。後日、当財団より寄附金受領証明書をお送りいたしますので、詳しくは同証明書の裏面をご参照ください。
＊寄附金箱へのご寄附の場合、寄附金受領証明書の発行や税額控除は受けられません。